必ず知っておきたい説明会でのマナー

説明会に出かける前にしておきたいチェック項目

会社説明会は、面接と違ってそこで採用・不採用が決まるというわけではありません。
ですがだからといって就職に全く関係ないかというとそういうわけでもありませんので十分に準備をしてから望みたいところです。

会社説明会の趣旨は、企業側がよりよい人材に採用試験を受けてもらうために自社の営業内容や業績などを説明をするということです。
極端に言えば学生などこれから就職をする人たちの方が「お客様」であると言えます。

ただしやはりそこは就職の現場ということで、企業側も訪れる学生のことを非常によく見ていますし、そこで好印象を持ってもらうことで本採用試験でもプラスの評価を得やすくなります。

まず会社説明会に望む前に必ずやっておいてもらいたいこととして身だしなみのチェックがあります。
身だしなみは就職活動の基本中の基本ですのでここで細かくスーツの着方や持ち物については書きませんが、まだ説明会だからといってだらしない格好をしていくようなことがあってはいけません。

服装チェックシートなどが就職関連サイトや情報誌から配布をされているのでそうしたものを利用してみると良いでしょう。

それと最も良くないことのもう一つが時間を守らないということです。
学生感覚では時間に関してルーズな生活をしてしまいがちですが、就職活動においては時間厳守は絶対必須の項目です。

もし事情があって遅れるということがあるようなら早めに連絡をして、その上で後日改めて参加するなどの意思を示しましょう。

終わった後に一言があるとさらに印象UP

会社説明会が終わったら、その後にきちんとお礼をしておくようにすると印象をより高めることができます。

説明会は合同で行われるものと、個別のブースで行われるものとがありますができれば気になる企業には個別に相談をしてもらう機会を持ちましょう。

個別で説明を受けたときにはおそらくその担当の人の名刺を受け取ることと思うので、丁寧に受け取るとともに終わった翌日などに説明をしてもらったことへのお礼と、就職採用試験になったときにお願いしたいというようなことを告げていきます。

そのときにテンプレどおりの文面で送るのではなく、実際にそこで聞いた内容で特に気になったところや説明してもらって嬉しかったことを一言つけておくとかなり気の利いた挨拶になります。

もし個別のブースが特別に設けられていない説明会であっても、積極的に担当の人に声掛けをして話をすることで名刺を受け取ることもできます。

複数の人から名刺を受け取ったら、まとめてお礼のメールをするのではなくきちんと担当者個別に送るようにするのも大切なマナーです。

Q.フリーター歴が長い場合、どう説明したら良いですか?

ウソを言って取り繕うよりも前向きな熱意を見せましょう

近年の就職難により、新卒後思うように就職をすることができずしばらくフリーターとして時間を過ごしてしまったという人は珍しくありません。
他にも何らかの目的があり、その活動のためにあえて社会人となることを選択しなかったというケースもあることでしょう。

しかしある程度の年齢になるとやはり生活の安定のための就職活動は必須になるわけで、そこで障害となってくるのが過去の職歴の空白です。

職歴に空白期間があることは履歴書を見れば明白ですので、採用面接時にはそのことを聞かれることになります。
ここで大切なのがウソを言ってその場を取り繕うのではなく、正直にそのあいだの期間についてのことを話しその上でこれからはきちんと働きたいという熱意を告げるようにするということです。

専門的な業務スキルが必要な職種では空白期間が長いために業務能力が基準に達していないと判断されることでお断りをされてしまうこともありますが、年齢が35歳以下ならば未経験でも十分採用のチャンスがあります。

その際もただ何もしなかったというのではなく、フリーターとしてどのような仕事をしてきたかということをうまく希望職種にからめて説明できるようにすれば、特に前職が正社員でなかったことを不利益に取り扱われることはありません。

突っ込まれがちな項目だからこそ自己紹介につなげて

フリーターやニートとして長期的な職歴の空白期間があると、一般的には採用されづらくなってしまいます。
しかし逆に考えると必ず面接で聞かれるだろう項目だからこそ、事前に準備をしておくことができるとも言えます。

突っ込まれやすい項目だからこそ、好感度の上がる回答をすることができるようにすれば一気にマイナスをプラスにポイントとして変換することができます。

模範解答例としては「自分のキャリアを考えたときに迷いがあったため、不安定な生活をしてしまっていた。ですが今は心を入れ替えてしっかり地に足を付けた仕事をしたい」といったことがあります。

前職を辞めたきっかけが人間関係や劣悪な就業環境であったとしても、そのことを積極的に回答してしまうのは印象が悪くなってしまいます。

企業採用担当者が最も懸念しているのは「どうせすぐ辞めるんじゃないか」ということなので、長く勤務をしたいという気持ちを強く見せることで相手の不安を払拭することができます。

空白期間が長い人であっても、特に気にせず採用してくれる企業は少なくありませんが、その中には「とにかく人が欲しい」というブラック企業もあります。

安易に劣悪な企業求人にひっかからないためにも、まずは就職支援サービスなどプロのアドバイザーにどういった職種ならば長く働ける仕事があるかということを尋ねてみることをおすすめします。

納得し余裕のある転職活動を!

まずは転職に家族の了承を得ることが大切

転職活動に入る前に絶対にやっておきたいのが「家族の了承を得る」ということです。
結婚をしているなら妻もしくは夫に、実家で生活をしているなら同居の家族にあらかじめ転職をする予定であるとい言い、協力をしてもらいたいということを伝えておきます。

就職活動をするのは自分なんだし家族にいちいち報告する必要はないと思ったり、余計な心配をかけたくないから就職が決まるまで黙っていたいと考える人もいるようです。

ですがそうした内緒の転職活動というのはかなり精神的にきついものです。
転職活動では終えるまでの平均的な期間は約3ヶ月と言われるので、それまでの間一人ぼっちで全ての重荷を背負うというのはつらいでしょう。

特に転職活動においては全く希望どおりの職業を見つけることができることは滅多になく、数社~数十社からお断りを受けることもあります。

頭では「条件が合わずにお断りになることもあるよね」とわかっていても、いざ断りが続くと次第に自分自身を否定されたかのような気持ちになってきますので、そうした時期の家族の支えというのはとても重要になってきます。

夫婦での生活では転職期間が長くなってしまって収入がない期間が増えるとそれだけ家計にも影響が出てくるので、再就職先が決まるまでは生活水準をちょっと下げるということに同意してもらうことも大切です。

希望に近い転職先を見つけるには

転職活動をする前にやっておきたいことのもう一つが、自分が本当にやりたい仕事は何かという自己分析です。
転職をする理由としては「給与が安い」「就業時間が長い」「人間関係がよくない」「自宅から距離がありすぎる」といったようなことが挙げられます。

求人情報は沢山あるようですが、全ての条件において必ず希望通りになる職場には中々出会うことはできません。
そうしたときに、最も優先させたい条件はどれで、他の条件はどこまで妥協できるかということを考えておくと求人探しもはかどります。

中途採用での面接では採用にあたり条件交渉をすることも十分に可能ですので、希望の給与額や時間など条件を決めておけばより自分の希望にあった求人を探すことができやすくなります。

転職期間が長引いて生活費が苦しくなってきたり、家族に内緒にし続けるのが無理になってきたりすると精神的な余裕がなくなってくるため、自分の希望の職種ではなくとにかく入れるところにしようという気持ちになりがちです。

せっかく転職という大きな人生の岐路を選ぶのに、前よりも条件の悪いところに妥協するのでは意味がありません。
転職期間中の生活や精神を安定させておくことこそが、転職活動成功のための大きなカギとなってきます。

クリエイティブ職に転職するには

希望者が多いが現実は厳しいクリエイティブ職

転職をサポートする立場で相談を受けていると、かなりの割合で転職先として希望されるのがクリエイティブ職です。
中でも20代~30代前半くらいの若い女性で希望する例が多く、広告代理店やWeb系のデザイナー、印刷業者のDTP担当といったデザイン系の仕事に人気が集中しています。

しかし2016年に社会を大きく動かした事件である、2015年12月に過酷労働の末に自殺をしてしまった電通社員の20代女性の例があるように、クリエイティブ系の業務の実態というのは中々に厳しいのが現実です。

うつ病やうつ症状を発症しやすい職業としてクリエイティブ系の職業は上位にランクインしており、長期的に続けていくには相当の体力がなければいけないと言えます。

なぜクリエイティブ職が過酷なのかというと、それは成果物に完成形がないということがまず挙げられます。
実際に製品を作る仕事の場合には、何を持って完成であるかということははっきりわかりますが、クリエイティブ系の場合には何をどこまで手を加えれば正解かということがわかりません。

そのため真面目な性格の人ほどサービス残業など長時間労働をしてでもよりよいものを仕上げようとしてしまいがちで、そこに客先や社内からのプレッシャーが加わることで精神的なダメージを受けてしまうのです。

とりわけクリエイティブ系に仕事を依頼するクライアントの責任者はどういうことか気難しい方が多く、振り回されているうちに仕事をする意味を見失ってしまうクリエーターの卵もいます。

これからクリエイティブ系の仕事を目指されるならば、そのあたりの業界の内情を理解してから進路を決めてもらいたいです。

未経験でも独学でどんどん仕事ができます

その反面でクリエイティブ職というのは完全に実力主義の世界なので、資格や経験がなくてもセンスを伸ばしていくことによりどんどんできることを増やしていくことができます。
逆に言うと「努力をすれば必ず報われる」というわけではなく、「正しい努力をした人が報われる」という世界です。

未経験から世界に入るならば、まず基礎的なスキルとしてAdobeの代表的アプリケーションを使用できるようになり、Webや印刷のしくみについて学ぶ必要があります。

現在はテレビや看板、ポスターのような単純な媒介ではなく、双方向通信が可能なWebやアプリ通信といったものも広告宣伝で当たり前に使われています。

どの分野のクリエイティブ職に就くにしてもそうした新しいメディアへの対応は必須です。
将来を見据えたスキルを備えていくとともに、デザインの基本的なセンスを磨いていくということがこれからのクリエイティブ職に求められる能力です。

意外と癖づいてる?間違った日本語

普段敬語を使っていないということがバレる言葉

面接時にかなり気を使うのが敬語の言葉遣いです。
自分としては目一杯気をつけているつもりであっても、普段から敬語に慣れている社会人の面接官からは「?」と思われてしまうことがあります。

若い人にありがちな敬語の間違いとしては「丁寧過ぎる二重敬語」や「大げさ過ぎる口調・言葉使い」ということが挙げられます。

まず最初の「丁寧過ぎる二重敬語」ですが、最もよくあるのが「お~する」といった丁寧語を2つ以上重ねてしまうというやり方です。

「お話をお伺いしてもよろしいでしょうか」といったような難度も同じパターンにならないように気をつけましょう。

ついついやってしまいがちなのが「~~られる」という言い方ができる動詞の間違いで、「おっしゃられたこと」といったように「おっしゃる」に「られる」という2つの敬語が重ねられています。

他にも「お帰りになられる」や「お越しになられる」と言った言い方も間違いなので「お帰りになる」「お越しになる」といったシンプルな言い方に直しておきましょう。

相手の敬称の使い方も間違いがち

これは社会人になった人でもよく間違っているのを見かけるのですが、取引先や上司などを呼ぶときの敬称にもきちんとルールがあります。

例えば就職活動の担当者が人事部長の田中さんだったという場合、封書の宛名やメールの宛先として記載するべきなのは「人事部長 田中様」もしくは「人事部 田中部長」となります。

しかし丁寧に表現しなくてはいけないと思ってしまうせいか、「人事部 田中部長様」といったような役職に様を重ねて使っていることがよくあります。

「社長様」といったような言い方もよくされていますが同様に間違いで、もし面接の場面で社長のことに触れる場合にも「御社社長の(名前)様」といった表現にしましょう。

さらにおかしく感じられるのがそもそも人ではないものに対してもやたらと「様」をつける例です。
「御社様」「営業部様」といったようなことを面接で言う人もいますので、緊張しすぎないようにきちんと言葉を使うようにしていきましょう。

ゲームのしすぎ?大げさな言葉遣いをしている人も

私達は敬語について、専門のマナー教室などに通わない限り詳しく会話言葉として教わることはありません。
そのためついつい自分がそれまで知ってきた知識の中から「敬語」と思われる文面を使用してしまいがちです。

学生で就活をしているような若い人に時々見られるのが、時代劇のような大げさな言い回しです。
「言う」を「語る」、「行く」を「馳せ参じる」といったような冗談のようなおかしな言い方をしていることがあるのですが、これらはどうもマンガやゲームの影響ではないかと思われます。

履歴書をメールで送付する場合

減少しつつある「履歴書手書き文化」

高度成長期から今日まで、履歴書といえば手書きで作成するものというふうに言われてきました。
書き損じがあった場合には最初から書き直しという大きなハードルもあり、あまり字がキレイでないということにコンプレックスを持つ人にとってはかなり心理的負担であったことと思います。

しかし現在の会社業務においては自筆で記載をしなければいけない場面というのはほとんどなく、逆にパソコンでの文書作成やメール送信の技術の方が実用的となっています。

特にその傾向が強くペーパレス化が進んでいるIT系企業においては、最初から「応募書類はメールで送付してください」と指示をしていることもあります。

これは余計な手間や紙の廃棄物を出さなくてよいというだけでなく、企業側にとっても不採用となった人の書類をいちいち返信しなければいけない手間を省いてくれます。

ただしメールで送付するからといって郵送するときに必要になるビジネスマナーが全く不要になるというわけではありません。
メールで送信するときにはメールなりのビジネスマナーがありますので、失礼のないように指示を守って行うようにしましょう。

書類作成はOfficeソフトもしくはPDFが主流

メール添付用の書類を作成する方法は大きく2つあり、「先に紙で作成したものをスキャンする」場合と、「オンラインで作成したものをそのままデータとして使用する」場合に分かれます。

企業によってはそもそもの履歴書テンプレートが入力フォームとして用意されており、そこに項目を入力すればそれでよいというところもありますがあまり数としては多くありません。

せっかくオンラインで送付をしてもよいという指示があるのにいちいち紙で作成してからそれをデータにするというのは二度手間となるので、できればオンラインで作成できるようにしておいた方が無難です。

作成する履歴書のテンプレートは就職サービスなどでダウンロードすることができますので、そこに名前をつけて保存しておくようにしましょう。

なお顔写真については添付の指示がない場合もありますが、添付するよう指示があるなら写真館など証明写真専門の撮影をするとデータとして取得ができます。

案外見落としがちなのが就活用のメールアドレスです。
普段自分が使用しているプロバイダアカウントのものでもよいのですが、友人や家族向けの場合ふざけた名前をつけていることもあります。

基本的にはメールアドレスが悪いからといって落とされることはないと思いますが、暴力的だったり卑猥な下ネタが入っているようなものは企業に送付するメールアドレスとして極めてふさわしくありません。
就活専用のアドレスをGmailなどで取得して別のアカウントと混同がないようにしておくことをおすすめします。

応募書類の作成ポイントとは

応募書類の送付準備とマナーについて

就職活動の過程でかなり苦労をするのが応募書類の送付です。
就職活動においては一社のみではなく複数の企業に応募をすることになりますが、このときそれぞれの企業が求める書類を準備し、期日に間に合うように送付していかなければいけません。

まず書類作成以前にしっかり理解しておきたいのが、企業に書類を送るときのマナーです。
通常求人票には書類送付先となる住所や担当者の部署・名前が記載されていることと思いますのでまずはそれをもとに送付用の封筒の準備をします。

履歴書を購入するとそこに「履歴書在中」という文字の書かれた小型封筒が入っていることがありますが、就職活動においてはそれは基本的には使用しません。

就職用の書類を送付するときにはA4版の書面を折らずに入れられる角2サイズのものを使用するのが一般的です。
封筒は白色のものと茶封筒がありますが、どちらを使用しても問題ありません。

封筒表面には送付先として指定されている住所と会社名(株式会社を含めた正式名称)、部署名と担当者名(指定がない場合は省略しても可)を縦書きで大きめに記載します。

また表面には「応募書類在中」など就職活動のためのものであることをわかるように左下に赤字で記載しましょう。
履歴書同様に書き損じをしたときは修正液を使用せずできるだけ書き直しましょう。
裏面には自分の住所と氏名をはっきり書いておきます。

送付時には「送り状」をつけるとポイントアップ

新卒の場合送付書類となるのは履歴書とES(エントリーシート)、中途採用の場合には履歴書と職務経歴書となります。
他にも何か指定がある場合には求人票をよく読み忘れないように同封しましょう。

送付書類として必ず必要というわけではありませんが、それらとは別に「送り状」を作成しておくと印象がよくなります。
送り状とはこの封筒にはどんな書類が入っているかということを示すもので、基本的なビジネス文書の規則に則って作成します。

ビジネス文書の基本はテンプレートが決まっており、送付する日付と送付先の企業や担当者名、自分の住所氏名を冒頭に記載します。

文章の流れは「頭部挨拶」「この文書の目的(求人への応募の為など)」「末部挨拶」として一旦区切ってから「記」という文字を中央に配置して同封する書類を箇条書きします。

ビジネス文書の基本はネットや書籍に多く紹介されているので、参考にしながら作成してください。
このときあまり個性を出しすぎようとせず、ごく無難にまとめる方が望ましいです。

就職セミナーなどでは送り状に自己PR文章を記載した方がよいと説明していることもありますが、あまり最初から強烈にアピールするよりも、まずは書類選考でビジネスマナーの基本が備わっていることを常識的に示した方が一般的には印象がよくなるのではないかと思います。